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白内障 | 緑内障 | ドライアイ | 加齢黄斑変性 | 糖尿病網膜症 | 弱視 |
人の目の中で、カメラのレンズにあたる部分を水晶体(図1)と呼びますが、この水晶体が濁ってくる病気を白内障といいます。昔から俗に「しろそこひ」と呼ばれている病気です。進行すると手術が必要になりますが、手術技術の進歩により現在では良好な視力が回復できるようになりました。平均寿命も延長し、高齢者が現役として活躍することの多い現代社会で、白内障手術の進歩は大きな福音です。
図1
原因として最も多いのが加齢によるもので、一般に老人性白内障と呼ばれています。早い人では40歳代から始まり、80歳代では詳しく検査を行えば大部分の人で白内障が発見されます。その他の原因として、外傷によるもの・先天的なもの・薬剤による副作用・そして他の目の病気に続いて起こるものなどが挙げられます。
水晶体が濁り始めると、かすんだり、物が二重に見えたり、まぶしく見えるなどの症状が出現します。進行すれば視力が低下してきます。
目の乾燥感が主な症状ですが、その他、異物感・目の痛み・まぶしさ・目の疲れなど様々な症状が現れます。
ドライアイの原因や誘因
・過度のVDT作業
・乾燥した空気、部屋
・加齢
・全身の病気に伴うもの
・膠原病、シェーグレン症候群など
症状が軽い場合は点眼薬で緩和させることができます。それでも改善しないときは、涙の出口(涙点)に栓をして(涙点プラグ)、涙の生理的な排出を人為的に遮断するような治療を行うこともあります。また、目の保湿を図るためにさまざまな工夫が試みられています。
ドライアイの予防
眼の保湿をはかることが最も大切です。VDT作業は定期的な休憩をとりながら行うよう留意したり、加湿器などによる湿度の維持も効果的です。
ドライアイは病気としての認知度が低いためか軽視されがちな傾向にあります。しかし、まれにドライアイがきっかけとなって重大な眼病を招くことがあります。目の異物感や目の疲れを感じたら、ドライアイであるかもしれないので眼科を受診するようにしましょう。
黄斑が荒廃する(変性を起こす)病気です。脈絡膜から異常な血管(新生血管)が生えてくることが原因で起こる滲出型と、新生血管が関与せずに黄斑そのものが変性してくる非滲出型の二つのタイプがあります。滲出型は急激な視力低下を起こし、失明原因となる難治性の病気の一つです。非滲出型の場合、病状の進行は緩やかで、滲出型と比較すると視力低下の程度も軽度であることがほとんどです。
黄斑とは、光を感じる神経の膜(網膜)の中央にある、物を見るために最も敏感な部分です。網膜の中でひときわ黄色く観察されるため、昔から黄斑と呼ばれてきました。脈絡膜は網膜よりさらに外側に位置しており、血管が豊富に存在し、網膜の一部を栄養する役割を担っています。
初期はものがゆがんで見える変視症や左右の眼でものの大きさが違って見えるなどの症状を自覚する場合が多いのですが、新生血管が破裂して黄斑に出血を起こすと、突然の視力低下、特に中心が見えにくいという症状が出現します。
次のような格子状の表を用いて、片目ずつ見え方に異常がないかを確認しましょう。一方の眼が病気になっていても、もう一方の眼がおぎなって、異常を感じにくくしていることがあるためです。
■自己チェックのしかた
以下のような症状がみられたら、
加齢黄斑変性の疑いがあります。
医師にご相談ください。
*部分的に欠けて見えませんか?
*線がぼやけて薄暗く見えませんか?
*中心がゆがんで見えませんか?
萎縮型には治療法はありません。滲出型では病気の進行度や重症度、また病型によって治療法はいくつかに分かれます。出血の予防のため止血剤を用いたり、黄斑部に新鮮な出血が多いときには出血を動かす処置をすることがあります。
また加齢黄斑変性になりやすい、前駆病変が黄斑にみとめる人では発病予防のためにサプリメントを摂取するのが有効だという報告があります。
新生血管が中心窩外にあればレーザー光凝固をおこないます。中心窩にとても近い場合には新生血管を抜去する方法もあります。中心窩に及んでいる場合には種々の治療が試みられていますが、最近は光線力学的療法が主流です。
■光線力学的療法(PDT:photodynamic therapy)
光に反応する薬剤を体内に注射した後に、病変部にレーザーを照射する治療法です。
弱いレーザーによって薬剤を活性化させ、網膜へのダメージを抑えながら、新生血管を退縮させます。継続的に行う治療法で、初回の治療実施後は3ヶ月ごとに検査を行います。検査の結果により、必要に応じて再度、光線力学的療法を実施します。
また、出血すると網膜にかさぶたのような膜(増殖組織)が張ってきて、これが原因で網膜剥離を起こすことがあります。糖尿病網膜症は、糖尿病になってから数年から10年以上経過して発症するといわれていますが、かなり進行するまで自覚症状がない場合もあり、まだ見えるから大丈夫という自己判断は危険です。糖尿病の人は目の症状がなくても定期的に眼科を受診し、眼底検査を受けるようにしましょう。
糖尿病網膜症は、進行の程度により大きく三段階に分類されます。
(1) 単純糖尿病網膜症
初期の糖尿病網膜症です。最初に出現する異常は、細い血管の壁が盛り上がってできる血管瘤(毛細血管瘤)や、小さな出血(点状・斑状出血)です。蛋白質や脂肪が血管から漏れ出て網膜にシミ(硬性白斑)を形成することもあります。これらは血糖値のコントロールが良くなれば改善することもあります。この時期には自覚症状はほとんどありません。詳しい網膜の状態を調べるため眼底の血管造影(蛍光眼底造影検査)を行うこともあります。
(2) 前増殖糖尿病網膜症
単純網膜症より、一歩進行した状態です。細い網膜血管が広い範囲で閉塞すると、網膜に十分な酸素が行き渡らなくなり、足りなくなった酸素を供給するために新しい血管(新生血管)を作り出す準備を始めます。この時期になるとかすみなどの症状を自覚することが多いのですが、全く自覚症状がないこともあります。前増殖糖尿病網膜症では、多くの場合、網膜光凝固術を行う必要があります。
(3) 増殖糖尿病網膜症
進行した糖尿病網膜症で重症な段階です。新生血管が網膜や硝子体に向かって伸びてきます。新生血管の壁が破れると、硝子体に出血することがあります。硝子体は眼球の中の大部分を占める透明な組織です。ここに出血が起こると、視野に黒い影やゴミの様なものが見える飛蚊症と呼ばれる症状を自覚したり、出血量が多いと急な視力低下を自覚したりします。また、増殖組織といわれる線維性の膜が出現し、これが網膜を引っ張って網膜剥離(牽引性網膜剥離)を起こすことがあります。この段階の治療には、手術を必要とすることが多くなりますが、手術がうまくいっても日常生活に必要な視力の回復が得られないこともあります。この時期になると血糖の状態にかかわらず、網膜症は進行してゆきます。特に年齢が若いほど進行は早く、注意が必要です。
(1) 網膜光凝固術
網膜光凝固術にはレーザーが用いられ、通常は通院で行います。網膜光凝固術は主に網膜の酸素不足を解消し、新生血管の発生を予防したり、すでに出現してしまった新生血管を減らしたりすることを目的として行います。光凝固は正常な網膜の一部を犠牲にしますが、全ての網膜が共倒れになるのを防ぐためにはやむを得ません。この治療で誤解を生みやすいのは、今以上の網膜症の悪化を防ぐための治療であって、決して元の状態に戻すための治療ではないということです。まれに網膜全体のむくみが軽くなるといったような理由で視力が上がることもありますが、多くの場合、治療後の視力は不変かむしろ低下します。網膜症の進行具合によって、レーザーの照射数や照射範囲が異なります。網膜光凝固術は早い時期であればかなり有効で、将来の失明予防のために大切な治療です。
(2) 硝子体手術
レーザー治療で網膜症の進行を予防できなかった場合や、すでに網膜症が進行して網膜剥離や硝子体出血が起こった場合に対して行われる治療です。眼球に3つの穴をあけて細い手術器具を挿入し、目の中の出血や増殖組織を取り除いたり、剥離した網膜を元に戻したりするものです。顕微鏡下での細かい操作を要し、眼科領域では高度なレベルの手術となります。
めがねやコンタクトて矯正しても視力が出ない事を「弱視」といいます。
子供の視力は、ものをよく見る事によって発達しますが,発達時期に、遠視や斜視などでものがよく見えない状態(目に入った映像は「網膜」に映し出されるが,網膜にピンぼけの像しか写らない状態)が続くと視力が発達せず、それ以上の視力が得られなくなる「弱視」になってしまいます。
(1) 斜視
(2) 2.0D以上の不同視(左右の目の屈折度が違うこと)
(3) 強度の遠視
(4) 視性刺激を遮断する疾患
先天性白内障、先天性眼瞼下垂など
■弱視の予防、治療
正確な診断、早期発見/早期治療が重要です。
遠視や斜視がある場合は、網膜にピントの合った像を映すようにします。
(1) 度数のあっためがねを常にかける。
(2) 弱視になっている眼を積極的に使わせる(弱視訓練)。
アイパッチで健康な眼に目隠しをして、弱視眼をより多く使わせるようにします。
*視力の発達は6歳〜10歳までです。
早期発見で弱視の原因を取り除く事が大切です。
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